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== 女教師鈴子のルール ==

女教師鈴子のルール (25)鈴子の恋心

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女教師鈴子のルール 目次

女教師鈴子のルール (25)鈴子の恋心

「あの…、どうすれば…」
ハグされて私は幸せだったが彼は間が持たなくなったようだ。遠慮がちに次のステップを催促した。

「…、そうね」
冷や水をかけられた気がした。このまま抱かれていたかったが、彼と恋人同士というわけじゃない。そう自分に言いきかせて浮ついた気持ちをたしなめ、彼から離れた。
「…、ところでオナニー、週に何回ぐらいする?」
勉強一筋で女から遠ざかってきた彼に性の知識が無いことはわかったが、性欲がどのくらいなのか聞いてみたくなった。ちょっとイジワルな気持ちもあった。

「そんなこと、しませんよ、頭が悪くなる」
トランクスを上げてオチンチンを仕舞った彼はイスに座るとオナニーをしないと言い放った。
「そうなの?、でも、ムラムラしない?」
驚きだった。性の情報があふれるこの時代にそんな人がいるんだと思った。彼は本当に真面目な人だ。

「…、朝パンツが汚れていることがあります、でも、オナニーなんて…」
彼は恥ずかしそうにしながら正直に応えてくれる。うれしい。かわいい。抱きしめたい。欲望に打ち克って勉強一筋に打ち込んできた人生が崇高な存在にさえ思えた。
「そう…、アナタはえらいわ、自制心があって目標のために努力できる素晴らしい人」
欲望に負けて自堕落に生きる人が多いのに、彼は理性で自分を律することができる希有な人だ。パンティをビショビショにするほど女の子を濡らす自分が恥ずかしかった。

「あの…、そんなことは…」
彼が動揺している。私が泣いたからだ。
「ごめんね、私、アナタみたいな人初めてだから、ちょっと感動しちゃった」
大人げない。恥ずかしい。私は笑顔を作った。
「…、先生が担任で良かった」
彼が笑ってくれた。それにこんなうれしい言葉をくれるなんて、私はうかつにもまた泣いた。彼と肌を合わせて、カラダの温もりを知って情緒不安定になっているのかもしれない。

「ありがと、でも私は新米でまだまだで、アナタにホントにいい教師って言ってもらえるようにがんばるわ」
泣き笑いのみっともない顔だったと思う。でもどうしようもなくうれしい。
「せんせい…」
彼が困っていた。泣いた女を目の前にしてどうしていいかわからないのだろう。
「キス、しよっか…」
彼とキスしたかった。彼に抱かれて、まさぐられて、メチャクチャに犯して欲しかった。

「あっ、んん…」
抱きついた私を彼が受け止めた。唇を重ねるだけのキスだったけど私の女の子ははしたないほどおツユを垂らした。
「…、ステキ…」
唇を離す。すぐに犯して欲しかったけど、それは言ってはいけない。ビギナーの彼を追いつめてはいけない。
「あ…、はあ、オレ、初めてです」
目を伏せた彼は照れ笑いした。
「あ、ゴメンね、私みたいな女が初めてで…」
言ってすぐにずるい女だと思った。心にもないことを言った。私は彼の初めての女になることがうれしくてワクワクしている。

「そんなこと…、オレ、せんせいでうれしいです」
うれしい。いい子だ。私は彼に抱きついた。固くなったおちちの先端がつぶれて痛かったが、彼の温もりに下腹がズキズキするほど欲情した。
「ううん、私はソープでたくさん男に抱かれて汚れてる…、だからアナタは私を踏み台にして立派な人になって欲しい…」
自分で言うのは情けなくて悲しかったけどそう言うしかなかった。どんなに彼を可愛いと思っても、彼は将来有望な人間で、私とは別の世界の人になるのだ。

「汚いなんて思ってませんっ、先生こそ努力家です」
声の大きさにビックリした。涙も止まった。
「…、お隣に聞こえるから、ね」
優しい気持ちが沁みてまた涙が出そうになる。彼に甘えてしまいそうで私ははぐらかした。
「あ、すいません…、でも先生はキレイだし、素晴らしい人だと思います」
真剣な目だ。だめだ、泣いちゃう。

「ありがと、うれしい、でもそれ以上言わないで、アナタに立派な人になって欲しいの、そしていつかアナタにふさわしい素晴らしい人が現れるから…」
涙をこらえた私は教師として取り繕っていた。
「そのときのために、自信を持って欲しいの」
そうだ、私はこれから彼に女を教える。教師として。

女教師鈴子のルール (26)につづく
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