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== 短編 ==

短編 (202) 欲求不満妻香代 (2)OL気分で満員電車

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短編 目次

短編 (203) 欲求不満妻香代 (2)OL気分で満員電車

私…、見られてる?…。
家を出た時は晴れ晴れした気分だったが、駅に向かう道を歩いているうちに男達の視線が気になって心細くなってきた。

やだ…、
朝の出勤時間はすでに終わっており、すれ違うのは大学生ぐらいの若い男が多かった。
見てる?…、
彼らは一様にきつめのミニワンピで強調された胸の膨らみからくびれから張り出した腰、蛍光ピンクニーハイのムッチリした絶対領域を見た後に香代の顔を一瞥して通り過ぎていった。

ああ…、私、やっぱり…、変なのかしら…。
そんなイヤらしい視線にカラダが熱く火照って若作りする恥ずかしさがこみ上げてくる。
帰ろうかしら…、ううんっ…、あのころはよくあったじゃない…。
弱気になって家に戻ろうかとも思ったが、学生やOLだった頃に向けられた視線もこんな風だったと自分を納得させると、
私、まだまだイケてるわ…。
逆にまだ女として注目される若いカラダをしているのだと自信を持った。男達の視線に煽られた女盛りのカラダはフリルTバックの股布を湿らせていたが、香代はまだ気付いてなかった。

あら…、混んでる…。
SUICAPカードで改札を通った香代の目に、ラッシュ時でもないのに混雑したホームが目に入った。ラッシュ時間が終わったあとの車両事故でしばらく運転停止していたためで、ホームには1時間以上も待っている客もいた。

あ、来た…。
そして香代がホームに到着するのを待っていたかのように運転再開した最初の電車が到着した。通り過ぎる車両はどれも客を満載していた。
どうしよう…、次でいいかしら…。
ホームの人の多さからラッシュ時並みの混雑になることは容易に想像できた。
いいわ、会社にいた時、はいつもこんなだったじゃない…。
エッチな衣装で気持ちが若返った香代は久しぶりに満員電車に乗るのもいいと考えると、我先に乗り込む人波に混じっていた。

あれ…、痴漢?…。
電車が動き出すのと同時にお尻でモゾモゾする手を感じた。
やあん…、ひさしぶり…、
OL時代、毎日のように通勤電車で痴漢されていたのが思い出される。
やっぱり、私、まだまだいけるじゃない…。
遠慮がちに触ってくる手をおぞましいと思うより、三十路前の自分がまだ男から性の対象として見られていると思った香代はいい気分になっていた。

あ…、入ってきた…。
しかしそんな浮いた気分もすぐにしぼんでいた。遠慮がちにヒップラインに沿ってタッチする痴漢は様子をうかがっていただけだった。香代が騒ぎ出さないとわかるとすぐにワンピのスソに手を入れてきた。
やだ…、揉んでる…。
フリルTバックでほとんど剥き出しのお尻に触れた痴漢は、ナマ肌に指を食い込ませて揉み出した。

や…、ああ…、息が…。
直接お尻のナマ肌を弄ばれる緊張で震える背中に密着した痴漢は、ハアハアと響く湿った吐息でセミロングヘアから露出した首筋を刺激していた。
や…、やだ、ああ…。
サカリのついた男にカラダを弄ばれている、そんな思いが夫にかまってもらえない欲求不満を呼び覚まし、女盛りのカラダをゾクゾクさせる。

「ん…、は…、はあっ」
は、はあ、あ…、そこ…、はあっ、あっ、やだあ…。
痴漢の吐息にリンクするように息が弾んで胸が苦しい。きつめのみにワンピで強調された女体を緊張させて耐えるだけの香代に、痴漢の手はますます大胆になってお尻の中心部に指を押しつけてくる。
はあ、あ、ああっ…、いや、あ、ああっ…。
排便器官を責められる恥ずかしさで顔が熱くなる。鼓動が耳の中でうるさく響き、オッパイの突き出した先端が痛くなっていた。

短編 (204)につづく
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