ろま中男3 作品リスト水泳部マネージャー 目次水泳部マネージャー (57)彼氏気取りのヘタレ
「でもね、この程度で息が上がるようじゃ水泳部員として失格よ、スタミナを鍛えなさい」
結衣は気安い笑顔から水泳部顧問の顔になると、ちょっと走っただけで息を荒くする蛍のスタミナ不足を指摘した。
「あ…、はい、すいません…」
息が納まらないのは幸太と一緒にいて妙に親密な空気を漂わせる結衣とばったり出くわしたせいでもあるが、純情ボブカット美少女はもっともな指摘に素直に頭を下げた。
「いいわ、これからいっしょにがんばりましょう、じゃあ、先に行くね」
大きく上下に揺れるボブカットの黒髪をいとおしそうに見ていた結衣はぼんやり立つ幸太のアホ面に軽く投げキスすると、気を利かせたつもりなのか先に行ってしまった。
まだ…、濡れてんのか?…。
モデル顔負けの美しい後ろ姿を見せる結衣のプリプリ揺れるタイトミニのお尻をイヤらしい目で見ていた幸太が、まだ濡れたフリルTバックを穿いているのかもとくだらない妄想をすると
「いやね、ちゃんと替えたから」
結衣は突然振り返ってカワイイ困り顔をみせた。
ど、どおして、考えてることが、わかるんだ…。
またも心の中を読まれて動揺した幸太が去っていくモデル歩きのセクシーな後ろ姿を呆然と見送っていると
「幸太君、どうしたの?」
ヘタレチビの挙動不審を心配した蛍が声をかけた。
「ひえっ、あっ、おっ、おまえっ、そうだっ、駅員っ」
蛍の存在をすっかり忘れていた幸太は虚を突かれて焦った。そして何か言わなければと出来のよくない頭をフル回転させて落とし物の件を思い出した。
「駅員に変なことっ、されたのか?」
結衣のような千里眼能力がない幸太は下着という単語だけで淫らな妄想を浮かべ、彼氏面で駅員にいかがわしいことをされたのかと聞いた。
「えっ、あ…、あの…」
しぶい顔で詰問する幸太に心配されている気がしてうれしかったが、ロリコン駅員にパンティの色だけでなくスリーサイズまで聞かれて正直に答えていた蛍は、ソフトな言葉責めの恥ずかしさを思い出して赤くなってモジモジした。
「はあっ、オマエ、トロいんだから、オレ以外の男に気を許すんじゃないぞっ」
はっきりしない態度にプチ癇癪を起こした彼氏気取りは、えらそうに言うと純白ミニのお尻をパチンとはたいた。
「やんっ…、うん…」
同じ制服を着た少女達がチラホラする駅前でのSMプレイっぽい仕打ちについ浮かれた声を上げてしまった蛍は、恥ずかしそうにうつむいたがちょっとうれしそうだった。
カワイイ、じゃねえか…。
幸太はロリではないがキレイに切り揃った黒髪に顔を隠した頼りなげな純白セーラーの背中に萌えた。
「(オマエの処女は、オレのモンだから、それまで大事にとっとけよ)」
姉の雪との約束を忘れて黒髪から飛び出した耳に口を寄せると、浮かれた彼氏気分でイヤらしい低音をささやいた。
「う、うん…」
絶倫というだけで他にいいところが全くないエロチビになぜか惚れているおとなしい同級生は、うれしそうにはにかんでボブカットの黒いかたまりを上下に揺らした。
「でも…、どうして、先生と…」
ご主人様気取りで調子に乗った幸太から所有物扱いされるのがなぜかうれしい蛍は、言おうか迷っていた疑問が思わず口をついて出た。
「えっ、やっ、あのっ、たまたま、たまたまだよっ」
不安そうに前髪の下から見上げる蛍に満員電車でナマ本番したことを責められた気がしたヘタレチビは、キョドってまともに応えられなかった。
「あ…、いいの、いいのっ、忘れて…」
強気だった幸太がヘタレに口ごもってみっともなく動揺するのを潜在意識で見たくないと思った純情美少女は、顔を伏せておおげさに手を振った。
「じゃあ、先に行くね」
大遅刻しているが朝練が終わる前に顔だけでも出さなければと思った蛍は、口ごもる幸太に笑顔を見せるとまたパンチラギリギリに純白ミニを翻して走っていった。
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