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水泳部マネージャー (52)ペド野郎のゆがんだ愛情

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水泳部マネージャー (52)ペド野郎のゆがんだ愛情

ひっ…、そっ、そのいやらしいパンティで、男を誘ったのかっ…。
駅の階段を上がる蛍を下から見上げた寛一は純白ミニが跳ねた拍子にパンチラしたのを見てキョドったが、倒錯性欲の混じった怒りに興奮していた。

まだラッシュには早い時間なのでホームは空いている。
純真な…、
現実にはまだ処女である蛍が男を知って非処女になったと誤解した寛一は、
真っ白な少女…、だった、のに…、
人影がまばらなホームにひっそり立つ純白セーラー少女のヒナギクのようなたたずまいに、見当違いな悲しみと怒りで曇った目を向けていた。

裏切り、者…、汚れた…、淫乱女…。
いつもなら気付かれないように距離を置いて盗み見するだけなのだが、電車を待つ蛍を見つめてお門違いな怒りをたぎらせるペド野郎は興奮した鼻息を鳴らしながら両手をポケットに突っ込んでうつむきがちに歩み寄った。

ぐううっ…、
すぐ後ろに立った寛一はかすかに風に揺れる黒髪からイヤらしいメスのフェロモンが漂っているという妄想にいきり立った。
もっ、もうモレの…、蛍たんじゃないっ…。
少女から女に変わってしまったと思い込んだ女体に異常性欲剥き出しに股間を膨らませ、倒錯興奮を伴った怒りに震えていた。

しっ、死ぬしかない…。
中学時代から蛍を見守ってきて保護者気取りでいた変態ベド野郎のやりきれない怒りは絶望に変わった。
蛍たん…、一緒に死のう…。
そして刹那的な短絡思考が一緒に飛び込み自殺する結論に到達した。

で、電車が、き、来たよ…、さ、さあ、蛍たん…。
汚れてしまった美少女を死によって浄化するという狂信的偏愛を英雄的で悲壮な覚悟に美化した勘違い野郎は、ガクガク脚を震わせながら涙で濡れた目をホームの先に見えた電車に向けた。

え?…。
一緒に電車に飛び込もうする寛一が抱きつこうと手を広げたのと同時に、背後の異様な雰囲気を感じた蛍が振り返った。
「あ、落ちましたよ」
ポケットから手を出した拍子にSUICAPカードが落ちた。それを見て拾おうとしゃがんだ蛍に空振りした寛一はつんのめって線路に落ちた。

「あれ?」
いない…。
寛一が線路に落ちたことに気付かない蛍は急に消えてしまったことに不思議そうに頭を傾げた。ホームに滑り込む電車が巻き起こした風がパンチラしそうに純白ミニを翻す。
どうしよう…、でも、遅れちゃうし…。
手にしたSUICAPカードを拾得物として駅長室に届けようか迷ったが、朝練に遅れてしまうので到着駅で持って行けばいいと考えて電車に乗った。

蛍は気付かなかったがホームと電車のスキマに血走った二つの目が光っていた。

ハッ、ハアッ、ハアッ…、
這々の体で目前に迫る電車からホーム下の待避スペースに逃げ込んだ寛一は、九死に一生を得た幸運にドキドキして荒い吐息を響かせながら、
イヤらしい、パンティ…、穿きやがって…。
真下から丸見えのナマ太ももの根本に貼り付いた純白パンティを凝視して股間を膨らませていた。

.水泳部マネージャー (53)につづく
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