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== 陰気美少女乃舞子 ==

陰気美少女乃舞子 (16)オルカ女襲来

ろま中男3 作品リスト
陰気美少女乃舞子 目次

陰気美少女乃舞子 (16)オルカ女襲来

いよいよ、昼休みだ…。
視聴覚教室での授業を幸せな変態おバカ妄想で過ごしたエロボケ士宇児は、メインイベントのザーメン弁当にウキウキしながら、ぎこちなく教室に戻る乃舞子のお尻を視姦していた。

今日のベントウは?…、
母親が海外で働いている落合家では朝食が父親と士宇児の当番制で弁当も作る。今日は親父の当番だった。
げっ…、昨日のギョーザかよ…、
昨日の夕食に山ほど作って今朝の食卓にも出てそれでも余ったギョーザが弁当箱に詰め込まれていた。
手抜きしやがって…。
会社員の父はギョーザの匂いなどお構いなしな無神経な面があり、10代の繊細な気持ちに疎いところがある。

しょうがねえ、さっさと食っちまお…。
匂いが周囲に拡がる前に始末してしまおうと、士宇児は弁当箱のフタを素早く開けてギョーザを一口で頬張るとすぐにフタを閉めた。

んっ?…、いよいよかっ…、
口いっぱいに頬張ったギョーザをモグモグしながら前の席をのぞき込むと、乃舞子は酢の物のアルミケースにハシをのばした。
よしっ、おらっ、いけっ、オレ様の特製弁当を、食えっ…。
変態妄想で頭が爆発しそうなほど興奮して懸命に笑いをかみ殺すエロバカは、いよいよ乃舞子がザーメン入り酢の物を口にする様子をスローモーションのように眺めていた。

「あ~ら、おいしそうなお弁当ねえ~」
今だというまさにその時、入学式の日に群れたやんちゃグループのリーダーに納まった板東佐知子が、乃舞子にちょっかいを出してきた。

「あっ、あのっ、よっ、よかった、らっ、ど、どうぞっ…」
いかにもなヤンキー系ミニスカギャルに乃舞子はオドオドと吃音気味に応える。
「あら、いいのおっ~、きゃっ、やあ~んっ、落ちちゃったあっ、ごめんねえ~」
ニンマリ笑った板東はわざとらしく手を払って弁当箱を机から落とし、ミニスカの腰をクネクネさせていた。板東のとりまきも床に落ちた弁当箱を見てあざ笑っていた。

やんちゃグループの傍若無人な振る舞いに教室の空気が凍りついていた。

なっ…、
士宇児が楽しみにしていた変態なイタズラはミニスカギャルの暴挙で台無しになった。
なにしやがるっ…、
薄ら笑いを浮かべる佐知子に変態ヘタレチビは悔しそうな視線を送っていた。士宇児は板東と小学校からの知り合いで、ネクラという理由だけで様々なイジメを受けてきた。
この…、オルカ女…。
「オルカ女」は佐知子→シャチ子→オルカ女という、肉食系の板東にふさわしい小学校からのあだ名だ。

「あらあ~っ、童貞くう~ん、いたんだあ~」
床に散らばって残飯に成り下がった弁当をしゃがんだ乃舞子が黙って片づけていた。オルカ女は悔しそうに視線を向ける士宇児にちょっかいを出してきた。

「だ、だから、なんだよ」
満員電車で乃舞子のお尻を痴漢して触りまくり、日本史エロ教師のオナニーショウをのぞき見たエロチビ君はまだ童貞で、図星のセリフを否定する勇気もなかった。

「いやあ~ん、またエロい目で、見てるう~」
チェック柄超ミニプリーツスカートのスソをつまんでヒラヒラさせる佐知子は、街の立ちん坊のような妖しい視線で士宇児を見下ろし、
「ウジウジ童貞君は視線だけで女の子、妊娠させちゃうから~、気をつけないとお~」
扇情的に腰を振りながら、パンティの線ギリギリまでナマ太ももを見せつけてバカにした声でからかった。
「いやあ~んっ、こわあ~いっ」
同じようにミニスカのスソをつまんでヒラヒラさせてナマ足を自慢げに見せつけ、悔しそうな上目遣いの士宇児を取り囲んだとりまきからも一斉に嘲笑が上がる。

「ウジウジ君」は小学校の時に板東が付けた士宇児のあだ名で、シュ「ウジ」からの安易な命名だった。中学校に入ってからは童貞がプラスされて「ウジウジ童貞君」になっていた。

陰気美少女乃舞子 (17)につづく
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