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黒髪美少女明日香 目次黒髪美少女明日香 (21)帰り道
「やんっ」
ベッドに倒れた倉田は紺ヒダミニがめくれ上がっておもいっきりパンチラしたが、オレは振り返らずに保健室を出て行った。
教室に戻ったのはまだ5時間目の途中だった。何か言われるかと思ったが数学の近藤はチラッとオレを見ただけだった。
倉田も数分後に戻ってきた。近藤は倉田を呼んで「大丈夫か」などとどうでもいいことを言って、スケベ面でセーラー服に包まれたカラダを舐め回すように見ていた。
教え子にスケベ根性ムキ出しのエロ教師にムカついたが、倉田はいつもの何を考えているかわからない表情で丁寧にお辞儀して戻ってきた。
オレの視線を感じているはずの倉田はずっと知らんぷりだったが、横を通り過ぎるときに机に軽く手をついた。見るとポストイットがあった。
ウチで英語の勉強しましょ
一緒に帰ろうね
と書かれていた。
ツンデレ黒髪美少女のサプライズアタックにまたもみっともなくキョドったオレは、それを慌てて剥がしてポケットにねじ込んだ。
それからは昨日倉田の部屋で体験したことが頭をグルグル廻って、授業が全く頭に入らなかった。息子が暴れまくるのでオレはみっともなく腰を引いたままで、それを倉田に後ろから見られているかと思うと、こっぱずかしいムラムラするやらで変な気分だった。
6時間目が終わるとオレはすぐにカバンをとり、倉田の横を通り過ぎるときに目配せした。倉田もカバンを持ってすぐについてきた。
一定の距離を保って後ろをついてきていた倉田は、学校を出てしばらくすると横に並んで
「部活はいいの?」
仏頂面な端正な横顔で聞いてきた。
「…、赤点追試の勉強で、しばらく休って言ったから」
横を向いた拍子に黒髪が肩に当たってドキッとしたがかろうじてごまかした。しかし息子がまた暴れ出して、不格好に腰を引いた恰好で歩いた。
「本屋さん、寄ってく?」
「え?」
倉田のその声にハッとなったオレは、昨日のあの本屋の前に立っているのに気付いた。
黒髪美少女と並んで歩く恋人妄想にのぼせてたせいか、オレは無意識に昨日の倉田の足取りをたどっていたようだ。
「い、いやっ、別に欲しい本、無いし」
「そう…」
昨日の本屋痴漢が蘇ってきてまた息子は大暴れだったが、オレはなんとかシラを切った。倉田はいつもの無表情でうなずくと歩き出した。
今度はオレが後ろを歩く番だった。倉田のカラダから漂ういい匂いに鼻をくすぐられ、キレイなニーハイの脚と揺れる紺ミニスカのお尻が息子をさらに暴れさせた。
オレのスケベな視線を意識しているのいないのかわからないが、黒髪冬服セーラーの後ろ姿は同じペースで歩き続けた。
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