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美有姫乃雅人 (45)モッコリ怪獣の末路

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美有姫乃雅人 目次

美有姫乃雅人 (45)モッコリ怪獣の末路

「せんせい、逃げようっ」
なにやってんだよ、姫ちゃん…。
大山の前に立ちふさがったまでは良かったが、怒りに膨張する筋肉のかたまりにすっかり怯えた姫乃に、雅人が手を取って逃げようとする。

「こらあっ、気安く触るんじゃないっ」
スケスケ水着でハダカ同然の姫乃に、一瞬怒りを忘れて岩おこしのような顔をゆるませた変態教師だったが、雅人が手を握るのを見て聞き苦しいダミ声を張り上げた。
「坂井くん、あぶないっ」
きゃひいんっ…。
同時に巨大なハンマーのようなコブシが飛んできて、姫乃がかばって雅人を押し倒す。
「けっ…、けしからんっ、体罰だあっ」
プールサイドに倒れて抱き合う二人を見た筋肉バカはヤキモチで怒り心頭となり、雅人を引きはがそうと飛びかかる。
「きゃひいんっ」
きょわいっ…、
悪魔のような形相で迫ってくる大山に恐怖した姫乃は、幼少のみぎりから親しんで体得した合気道を無意識に発動した。
きゃあっ…。
絶妙のタイミングでハイレグが食い込んだムッチリ脚線美が一閃し、筋肉まみれの脚を払った。

「げっ」
勢いが付いたまま足を取られてすっ転んだ筋肉バカは、全体重をモッコリに乗せてコンクリート地面と激突した。
「ぐうう…」
自らの大重量で勃起した陰茎を押し潰した大山は、男にしかわからない激痛に断末魔のうめき声を上げ、その場で悶絶した。
「やったあっ、姫ちゃん、かっくいいっ」
同時に生徒たちから歓声があがる。モッコリ怪獣が襲来しても本番を続ける肝の据わった生徒はさすがにいなかった。

「あっ、大山先生、大丈夫ですかっ」
えっ?…、うそっ?…、なにがあったの?…、
自ら繰り出した合気道技で大山を仕留めたことに気付いてない姫乃は、口から泡を吹いて倒れる大山を心配しながら、
ひいんっ…、やっぱり、きょわい…。
不気味なオーラを発散する筋肉のかたまりに触ってもいいものか迷っていた。

「せんせい、救急車、呼んだから」
生徒の誰かが気を効かせて119番していた。
「あ、じゃあ…」
人工呼吸?…、必要、ないよね…、あれ、坂井くん?…。
意識を無くした大山の蘇生が必要かと逡巡した姫乃だったが、人工呼吸の実習を思い出して傍らに立つ雅人を見上げた。
「あっ、せんせい、かっこよかったよ」
やべっ、思い出した?…。
不安そうな視線で見上げる姫乃に、人工呼吸の名を借りたエロ行為を責められると思った雅人は、慌てておべんちゃらを口走っていた。

「私?…、やっちゃったの?…、やあ~んっ」
私が、大山先生を?…、
雅人に言われてやっと自分が大山を退治してしまったことを理解した姫乃は、セクハラ先輩教師のネチネチした仕返しが頭に浮かび、
やあんっ、また、イジめられるうっ…。
少女のようにイヤイヤしてハダカ同然の魅惑的な女体をセクシーに揺らしていた。そんな姫乃に生徒たちの楽しそうな笑いがドッとわき起こっていた。

美有姫乃雅人 (46)につづく
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