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短編 白い憎悪 目次短編 (126)白い憎悪(1)
これさえ、あれば…。
青ざめた顔でキッチンで座った美加は、テーブルに置いた小さな透明のガラス瓶に入った真っ白な結晶をじっと見つめていた。
美加は24歳、結婚して2年目の若妻。夫の六郎は大学教授の父と同じ大学に勤める講師であり、父の部下でもある。大学卒業後に父に紹介された時が初対面ということになっているが、実は女子高生の頃からお互いに顔見知りだった。
顔見知りというより深い関係だったのだが、そのことを父に隠していたのは、性犯罪まがいの淫らな関係だったからだ。
上司であり恩師でもある教授に高校生の娘がいることに興味を持った六郎は、密かに調査した。そして高校に合格したばかりの美加に美貌の萌芽を見た六郎は、性的野心を昂ぶらせて美加に接近した。
六郎が最初に美加に接触を試みたのは、満員電車内での痴漢行為でだった。
歳と同じ年数だけ女性に縁のない生活を送ってきてひねくれた性根が染みついた大学講師は、美少女の美加に普通に声をかけても絶対相手にされないと卑屈に考え、性的陵辱で彼女を貶めることをたくらんだ。
そして無垢な少女は犯罪的変態行為の犠牲となり、青春時代を性欲異常者の慰み者にされてきた。
真新しいセーラ服姿がまだ初々しい美加は、満員電車での通学にも慣れた頃に六郎から痴漢行為を受けた。
なにかしら?…。
最初は電車の揺れとは逆に不自然にお尻が圧迫を受けるのを変だと思っていたが、
やだ…、痴漢!?…。
しばらくしてそれが誰かの手がお尻をまさぐっているのだとに気付いた。
ど、どうしよう…。
初めて痴漢行為を受けた美加はどうしていいかわからずに、ただ怯えて成長途中のやせたカラダを固くしていた。
けけっ、柔らけえっ…。
美加が騒いだり抵抗しないと食ってかかった六郎は倒錯した変態昂奮を昂ぶらせ、紺ミニスカートをめくりあげてパンティに手を押し当てた。
や…、スカート、やだっ…。
見知らぬ男にスカートに手を入れられた美少女は、背中にヘビがのたうつような生理的嫌悪に襲われて恐怖し、まだ肉付きの薄いナマ太ももに力を入れて震えていた。
うけけっ…、
戸惑う美加を尻目に六郎はパンティのゴムに指を引っかけると、お尻の柔らかい肉を圧迫してズリ下げた。
きもちええっ…。
性欲異常者の興奮に支配されたヘタレ講師は、吸い付くようなお尻のナマ肌を包み込むように手を当て、心地いい弾力を直接揉んで楽しんでいた。
や、やだあ…。
変態に生尻を直接弄ばれ、ただ恐くて怯える美加はすでに半ベソ状態で
じゃあ、そろそろ…、やってやるか…。
六郎がこれから仕掛けようと企んでいた卑劣で猥褻な変態行為など想像すらしてなかった。
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