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短編 目次短編 (97)妄想女子高生(10)
「こ、殺した…、ボクが、殺した…」
射精後ダランとした半ムケチンポを紗季に入れたままのしかかるカオルは、泣きじゃくりながら犯してしまった罪に恐れおののいていた。
「…、げっ、げほっ…」
くっ…、苦しいっ…。
嗚咽するカオルの涙が青ざめた紗季の顔を濡らしていたが、柔らかい曲線を描く女体が急にエビ反って咳き込み、
「死んでないよ、ばかっ、どいてよっ」
重いっ…、このバカ、どけっ…。
かっと目を見開いた紗季は、泣きじゃくるヘタレ少年を突き飛ばした。
「いたっ、えっ?…」
ベッドから転げ落ちたカオルは、ベッドの上でゆっくり体を起こす紗季を、幽霊でも見るかのような茫然とした表情で見つめていた。
「あ…、またあっ、もう、いい加減にしてよね」
…、これって…、また、したの?…
オマタに手を伸ばした紗季はドロリとあふれるザーメンを指ですくうと、ソレの匂いを嗅ぐように白濁液が付着した指先を寄り目で見つめていた
「あ、あの…」
床にペタンと座ったカオルが、おずおずと声をかける。
「…、責任取ってよね」
…、許さないんだから…。
シレッとした目でヘタレ少年を見た紗季は、ベッドから降りるとそれしか身につけていないミニスカをまくって薄い茂みに覆われたオマタを見せた。
「へ?…」
また往復ビンタ攻撃を受けると思って腰が引けていたカオルは、なんだか様子が違うことに拍子抜けした。
「あはっ、すっごい腫れてる、ゴメンネ」
うわっ、パンパン…、やりすぎた?…。
ホッペをキンキンに腫らしたカオルを見た紗季はお気楽に笑うと、ソコにキスした。
「え?…」
いきなりキスされてビックしたカオルに
「今度からちゃんと避妊してよ」
これからも、シテもらうからね…。
ニッコリ笑った紗季は甘えるように抱きつくと、ブラがはだけた柔らかい胸をまだ茫然とするカオルの顔に押しつけていた。
窒息させられて目の前が暗くなっていく時、走馬燈のように人生を想起する代わりに、自分の身勝手な妄想で何も悪くないカオルを巻き込んだことを理解した紗季は、自分が悪かったのだと反省した。
そうして息を吹き返した紗季は、カオルのアレが意外に良かったことを思い返し、バイブでオナニーするより、カオルの生チンポのほうがよっぽどいいと考えてカオルとつきあうコトにした。
紗季の気まぐれで成立したカップルだったが、カオルが常に譲歩することで二人は親密で濃厚な男女交際を続けることができた。
一流大学に合格したカオルに対して受験に失敗した紗季は、わがままで身勝手な言い分でカオルを困らせたがその後もつきあいを続け、紗季が大学を卒業すると二人はすぐに結婚した。
妄想女子高生 終わり
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