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短編 (63)バイブレンジャーモモ子(2)

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短編 目次

短編 (63)バイブレンジャーモモ子(2)

「モモ子、起きろっ」
「ふぎゃっ」
容赦ない罵声とともに布団がまくり上げられ、ベッドから落ちたモモ子が情けない悲鳴を上げる。

「…、アンタまた寝る前にシてたの…、寝るときは抜かないと、ガバガバになるわよ」
ベッドに転がる「パール入り電動イボイボバイブクマさんGマックス」をチラ見した姉のヨモ子が、呆れ顔で床に転がるモモ子を見下ろす。

「おネエちゃん、起こすときはもっと優しくしてよっ」
Tバックパンティ一枚で腕を組み、たっぷり美乳をタプタプさせて仁王立ちするヨモ子を見上げたモモ子は、寝グセ頭を掻きながらあぐらをかいていた。
「なんで、アンタに優しくしないといけないのよ、さっさと朝ご飯食べな」
妹にたいして遠慮のない美人姉は、キレイな足であぐらをかいたノーパンのお尻を小突くと部屋を出て行った。
もう…、暴力姉…。
寝ぼけながら鏡をのぞき込んだモモ子は、ツンと跳ね上がったクセ毛にウォーターミストをかけて直していた。

…、まさかね…。
それからセーラー服に着替えたモモ子はベッドに転がるバイブを見ると、友だちとの話のタネにと軽い気分でカバンに入れた。

「おネエちゃん、ハデすぎ…」
食卓に着いたモモ子は、ミニスカで肩だしキャミの姉を不満そうにツッコンだ。
「羨ましかったら、アンタも早く女子大生になればいいのよ」
すらりとしたセクシー脚線美を自慢気にあげて見せた姉は余裕綽々で言い返す。

「…、今はJDよりJKが価値あるのよ」
口ではかなわないとわかっているが、言われっぱなしは悔しいので言い返すと
「汗臭いセーラー服ありがたがんのは、変態のオヤジくらいでしょ」
トーストをかじる厚めの唇をニンマリさせたモモ子は、キャミからはみ出そうな乳房をブルンと揺らし、妹をバッサリと切って捨てた。

「行って来ます」
「待ってよ、私も行く」
玄関でローファーを履くモモ子の横に、フェロモンムンムンのニーハイストッキングの美脚が差し出された。

「アレ、今日早いね」
「どうしても落とせない単位があるからね」
横に座った姉はブランドモノのミュールを足に通す。いつもは遅めに通学する姉だが、今日は1講目から出席らしい。

モモ子は姉のヨモ子と二人暮らしだ。両親は中学生の時に事故で亡くし、それからずっとヨモ子が親代わりをしている。だからモモ子はヨモ子に頭が上がらない。

短編 (64)につづく
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