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短編 目次短編 (60)女湯ヒーロー(11)
「やだ、サルガ、死んじゃダメエッ」
サルガが、死んじゃうよおっ、やだあっ…。
ナガミが自分を守るために死にかけているという妄想にとらわれた彩佳は、急に泣き出して巨大なサルガの足元に崩れ落ちた。
「彩佳ちゃんっ!?…」
宇宙怪獣テンタクルバイブの火炎攻撃で、全身タイツのようなカラダを火だるまにされたサルガだったが、
「女の子を泣かせるヤツは」
ホントはただの思い込みで感極まっただけなのだか、しおらしく泣き崩れる彩佳にサルガは激高した(宇宙怪獣にとってははた迷惑な話である)。
「こうしてやるっ」
怒り心頭のサルガはなんだかよくわからないポーズをとると火炎を吹き飛ばし、逆にテンタクルバイブを炎上させた。
「彩佳ちゃん、ここに隠れてて」
テンタクルバイブの粘液系のカラダを火だるまにしたサルガは、悲劇のヒロイン気取りで泣きじゃくる彩佳を安全な場所に移動させると
「喰らえっ、スペルマ光線っ」
ビ○トたけしのようにモッコリ股間を手でクイックイッとしたサルガは、乳白色の光線をモッコリから発射し、テンタクルバイブを粉々に粉砕した。
「…、よかった、サルガ…」
良かったね、サルガ…、私のおかげよ…。
正義の勝利がまるで自分のお手柄といわんばかりに(ある意味正しいが)、涙をぬぐってニッコリ笑った彩佳は、かけ声とともにどこかに飛び去るサルガを頼もしく見上げていた。
「…」
で、その後GPSでナガミの居所を探し当てた彩佳は、お風呂場から聞こえる嬌声にイライラしながら、腕を組んでハイヒールのつま先をカツカツ鳴らしていた。
「お疲れさまでした…」
入浴中の美女をナマ本番で犯して性欲処理し、スッキリした顔で風呂から出てきたナガミを、仏頂面の彩佳が迎える。
「あ、彩佳ちゃん、無事で良かったね」
ジャイアントコックの見る影もなくしょんぼりしたフルチンで、お風呂上がりとしか言いようのない全裸のナガミは、元気そうな彩佳を見て脳天気に笑っていた。
「おかげさまでね…」
トゲまみれの返事をした彩佳は不機嫌そうにナガミの体をタオルで拭いていたが、フニャチンを目前に見ると急に興奮して
「死んじゃえっ、この浮気者っ」
ハイヒールの美脚を振り上げ、フニャチンを蹴り潰した。
「げっ…」
イキナリの急所攻撃に、スーパーヒーロー(の仮の姿)はその場に突っ伏し、筋肉質のカラダをピクピク痙攣させていた。
お風呂では幸せそうなウットリした表情の美女が、湯船につかって浮かんだ乳房をプカプカ揺らしていた。
特機隊に戻った彩佳は、さやかをはじめとするチームÜメンバーに袋叩きされそうになったが、彩佳をかばったナガミが、メンバー全員(彩佳含む)からタコ殴りされた。
しばらく彩佳と一緒に暮らしたナガミは、頃合いを見てプロポーズした。10カラット以上のパーフェクト3Cのダイヤをくれるならと、高飛車にプロポーズを受けた彩佳は、幸せな花嫁になってハデな結婚式を挙げた。
しかし任務遂行後にナガミがよそのお宅のウチ風呂に出現するのは相変わらずで、生殖本能のまま入浴美女に襲いかかって性欲処理していた。
そんなわけで二人は地球の平和を守りながら、夫婦ゲンカの絶えないにぎやかで幸せな家庭を築きましたとさ。
女湯ヒーロー 終わり
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