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呪いのパンティ 目次呪いのパンティ (1)女子大生優子
大嶋優子は来年卒業予定の大学生。真面目が取り柄で3年次までに単位は卒論を残して消化し、しかもそのほとんどが優の成績優秀な学生だった。
おかげで4年になる前に就職の内々定をもらって、同級生のようにこの時期、会社訪問にあくせくする必要もなかった。
単位もほぼ履修して就職も決まった優子は、毎日大学に行く必要はないが、3年間の習慣で朝早くから大学に行って、図書館で本を読んでいた。
今日は好きな本を読み切ってちょっと機嫌が良かった。いつもは下宿と大学の往復だが、今日の優子は帰り道に途中下車して寄り道した。
駅前のファッションビルに入った優子は、ランジェリーショップでカワイイ下着を眺めていた。特に理由はないが、そろそろ新しい下着が欲しいと思っていた。
あ、コレ…。
どれもこれもカワイイ下着ばかりで目移りしたが、目立たない最下段の棚に置いてあったハイレグパンティが目についた。
彼女はコンサバファッションが定番で、下着もオーソドックスなタイプを好んで着用していた。ファッション性よりも実用性を重視する優子は、勝負下着のたぐいは持っておらず、ハイレグパンティさえ数枚持っているだけだった。
いいな、コレ…。
しかしこのハイレグパンティを見た優子はどうしても欲しくなった。
はっ…、ああ…、あれ?…
ソレに手を伸ばして触れた瞬間、指先に軽く電流が流れたような気がした。そしてソレを手に取った優子はそのままレジに向かい
「これ、買います…、はいていってもいいですか?」
店員に着用して帰ることを伝えていた。
あ、あん…、はあん、はああ…。
試着室でパンティを履き替えた優子は、下半身から何か得体の知れないモノが湧き上がってくる感じに小さくため息をついた。
なに?…、なんか、きもちいい…。
それは決して不快ではなく快感でさえあった。しかし真面目で奥手な人生、有り体に言えば異性と縁のない人生を送ってきた優子に、それが女性の悦びであることは理解出来なかった。
服も、欲しいな…。
新品のパンティを装着してランジェリーショップを出た優子の足取りは軽かった。無駄遣いしない優子はよけいな買い物をほとんどしないが、この日は急に服も欲しくなってガールズファッションの店に足を向けていた。
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