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短編 目次短編 (57)女湯ヒーロー(8)
「ちょっとまって、ここはリーダーの出番でしょ」
艶めかしいオーラ出しまくりの彩佳が、ナガミにまたがってジャイアントコックをまさに咥え込もうとしたその瞬間、さやかが高笑いとともに現れた。
「へ…、あの?…、さやか、さん?…」
な…、なんですとっ…。
さやかの姿を見つめた彩佳は、あんぐりと口を開けて茫然としていた。さやかはいつものスパルタンなセクシーコスチュームではなく、アイドルのようなお花模様のヒラヒラフリルワンピを着て、内マタでシナを作っていた。
「なに、私がこんなカッコウしたら、おかしい?」
この世のモノとは思えぬという驚愕の表情をみせる彩佳を、さやかはギロッとにらんで突き飛ばすと、ノーパンのオマタをイスに縛り付けられたナガミのジャイアントコックに押しつけた。
「あ、あの…」
カッコイイ系のイメージでやってきたさやかが、実は少女趣味でアイドル路線に憧れていることを密かに知っていたナガミは、
「さやか、さん…」
今のさやかの姿が痛々しくて、濡れた秘肉を押しつけられたジャイアントコックをションボリさせていた。
「えっ、なんで…、き、貴様、それでも日本男児かっ、歯を食いしばれっ」
さやかはナニがみるみるしょぼんでいくのに思いっきり落ち込んだが、突然逆ギレして地球の平和を守るスーパーヒーロー(の仮の姿)を、鉄拳制裁でフルボッコしていた。
「わあっ、痛いっ、ご、ごめんっ、さやかさん、許してっ」
ビシバシとビンタを食らって、頬がキンキンになるまで腫れあがったナガミは、半ベソで謝っていた。
「さやかさん、やりすぎですっ」
やばっ、ナガミが、しんじゃうっ…。
さやかの迫力に圧倒されてメンバーはしばし私的制裁を黙って見ていたが、ナガミの情けない声に我に返った彩佳が慌てて間に入る。
「なに?、リーダーに逆らう気?」
メスの昂ぶりと怒りが綯い交ぜになって極限状態のさやかは、彩佳にも噛みつきそうな勢いだったが
…、宇宙怪獣テンタクルバイブ襲来…、特機隊チームÜ、直ちに出撃せよ…。
その時、館内放送で迎撃命令が下された。
「ちっ…、いくわよ、いい?…、チームÜ出撃!!」
収まりのつかないさやかだったが、対宇宙怪獣が主任務のチームÜリーダーは、宇宙怪獣に怒りを向けてヒラヒラワンピース姿のままÜローターに向かった。
「了解!」
さやかの号令で宇宙怪獣殲滅に心を一つにしたチームÜメンバー全員が駆け出した。
「ちょ、ちょっと、ボクは?…、ねえっ、行っちゃわないで、ほどいてよおっ」
そして一人残されたナガミはイスに縛られて身動きできないまま、情けない声を上げていた。
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