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短編 (55)女湯ヒーロー(6)

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短編 目次

短編 (55)女湯ヒーロー(6)

「おはよう、彩佳」
特機隊に到着すると、さやかが明るく声をかける。

秋本さやかは特機隊チームÜのリーダーで宇宙怪獣迎撃を主任務とするが、彩佳と同じようにナガミの性処理も命じられているため、露出度の高いセクシースーツとニーハイブーツが常用ユニフォームだ。

ちなみに彩佳はチームÜサブリーダーに任命されている。

「さやかさん、おはよう…」
特機隊に到着するまでずっとナビシートに緊縛されていた彩佳が、ゲッソリした顔で応える。
「なによ、昨日は、がんばっちゃった?、んっ?」
お疲れ気味の彩佳に、昨晩の熱いエロエロな夜を妄想したさやかが、スケベそうな顔でニンマリしてはやし立てる。

「そんなんじゃ…、そうださやかさん、聞いてくださいよ」
さやかが妄想するようなエッチな話だったらどんなにいいかとため息をついた彩佳は、思い切ってナガミのインポを相談してみた。

「…」
恥を忍んで正直に告白する彩佳に、さやかは同じ女として彩佳の傷心に同調し、うっすら涙さえ浮かべて最後まで話を聞いていた。
「わかった、私に任せなさい、チームÜ集合っ」
話が終ってキリッとした男前の表情を見せたさやかは、ナガミの性処理部隊でもあるチームÜ全員を招集した。

「チームÜ全員揃いましたっ」
チームÜメンバーがさやかの前で横一列に並び、彩佳が全員集合を報告する。
「…、有華、なんでメイド服?」
全員似たようなセクシーユニフォームで身を包む中、益田有華だけが白メイド姿だった。それを見とがめたさやかが呆れ顔でツッコむ。

「すいません…、『野○ともうします。』の収録中だったんで…」
申し訳なさそうにモジモジした有華は、ワンセグ2の某人気ショートドラマを口走った。
「…、いいわね、売れっ子さんは…、でも、私たちの任務は地球防衛なのよ、全人類の平和を守る仕事なのよっ、くだらない脱力系ユルふわドラマなんかに、かまけてるヒマはないわっ」
某選挙で順位を落として人気が落ち気味のリーダーは、お局OLのようなキツイ口調で白メイド有華を威嚇していた。

「さやかさん、おちついて…」
きょわい…、でも、なんとかしないと…。
チーム一長身で今にも有華に襲いかからんばかりにいきり立つさやかが、他のメンバーを恐怖させ縮み上がらせる。サブリーダーの彩佳がコワイのをガマンしてさやかをなだめた。

「そうね…、これから作戦を説明するわ」
彩佳の決死の説得に我に返ったさやかはいったん背中を見せたが、すました顔で振り返るとセクシーユニフォームに包まれた艶めかしい女体を誇示するようにポーズしながら、ナガミ勃起エロエロ作戦をメンバーに説明しはじめた。

短編 (56)につづく
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