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短編 (51)女湯ヒーロー(2)

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短編 目次

短編 (51)女湯ヒーロー(2)

「しゃんとしてください」
科学防衛特機隊の同僚である桜田彩佳隊員は、ありったけの精力を吐きだしてだらしなく立つ、風呂上がりのナガミの体を拭いていた。

ナガミがユーバーメンシュサルガであるコトは、科学防衛特機隊内でもトップシークレットだが、ナガミがサルガに変身したとき完全に能力を発揮するため、サポートを命じられた一部の隊員には知らされている。

彩佳隊員はサルガの人間の姿であるナガミの、シモの世話を含めた身の回りの世話を命じられている。シモの世話とは夜の生活を含んでいる。

しかし宇宙怪獣との戦いの後は、かならず一般家庭のお風呂に出現して一般女性を陵辱して性欲を満たしてしまうため、いまだ彩佳隊員の夜の生活における任務遂行実績はない。

命令を遂行できずに女としてのプライドを粉々に粉砕された彩佳は、一般家庭に出現したナガミの性欲処理後の後始末をなにより屈辱に感じている。

「前、向いてください」
…、こんどこそ…、
大きくあいた胸に深い谷間を強調したトップスとホットパンツという、露出度の高いスパルタンなセクシーレザースーツを身につけた彩佳は太ももをムッチリさせてひざまずき、タオルでナガミの濡れた体を拭いていた。
イカしてやるから…。
言われるままに体の向きを変えたナガミのダランとしたチンポに、彩佳はローションまみれの手を絡ませる。

「はうっ」
ダランとした肉茎をヌルヌルの手でマッサージする彩佳に、ナガミがうわずった声を上げる。
「!…」
やったっ、今日こそ…。
手コキに反応するその声に、彩佳はうれしそうな笑顔を見せて気合いを入れてマッサージを続ける。
「くっ…、うひゃひゃっ、彩佳ちゃん、くすぐったいよっ」
一瞬筋肉質のカラダを緊張させたナガミは、息子をなぶる手のくすぐったさに思いっきり大声で笑い出し、みっともなく腰を引いていた。

「…、すいませんでしたっ…、あとはじぶんでやって…」
このおっ…、どうしてえっ…、
ナガミのうわずった声に、オマタのスジにうっすらと淫汁を滲ませた自分が恥ずかしくてミジメで、
私って、セクシーで、魅力的でしょ…、コイツ…、変態なのっ…。
タオルを放り出した彩佳は、ナガミがロリコンかなにかの特殊性癖を持つ変態扱いしていた。

「じゃあ、彩佳ちゃん、行こうか」
彩佳が持ってきた着替えを身につけたナガミが、サルガポインターのドライバーズシートでイグニッションを入れて無邪気な笑顔を向ける。
「…、はい…」
この変態…。
ナビに座ってレザーブーツの太ももを重ねて脚を組んだ彩佳が、窓の外を見ながら不機嫌そうに応えると、MAX800馬力の2シーターラグジェアリースポーツカーは、甲高い咆哮をあげて颯爽と走り去った。

短編 (52)につづく
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