ろま中男3 作品リスト美人秘書美沙希 目次美人秘書美沙希 (88)プロポーズ
「ええっ、どうしてえっ…、痛かった?…、ゴメン…、千葉サン、泣かないでえ」
えっ…、泣いてる?…、なんで、私、何か、失敗しちゃった?…。
千葉がたるんだカラダをブルブル震わせて急に大声を上げて泣き出し、エッチな気分でションボリしたチンポを咥えていた美沙希は、どうしていいかわからずに動揺しながら慰めていた。
「ひっ、美沙希、ひうっ、さん…、ううっ、スキ、ひっ、です…」
年甲斐もなく泣きわめき、美沙希を不安にさせて申し訳ないと思っても涙があふれて止まらない。千葉は戸惑う美沙希をギュッと抱きしめ、心の底からこみ上げてくる熱い想いを嗚咽混じりにつぶやいていた。
「うん…、私も…、好き…」
感動、しちゃったのかな?…、やっぱり、カワイイ…、私も、大好きよ…。
いい年をして泣きじゃくるオッサンに抱きしめられた美人秘書は、しゃくり上げるたび震えて上下するゆるんだカラダを優しく抱きしめると、本心からの告白に嬉しそうに応えた。
「だから、うっ…、し、幸せに、ひっ、なって、ううっ…、欲しい、ひっ、です…、うわああっ…」
好きな美沙希に幸せになって欲しいというのも純情なオッサンの本心から出た言葉だった。しかし彼女を幸せにするのは自分じゃない誰かだと思うとまた涙があふれてきて、涙で顔をグシャグシャにしたオッサンは子供のように泣きじゃくった。
「うん…、千葉サン、幸せに、してね…」
私と結婚するのが、そんなに嬉しいのね…、私も…、うれしい…。
千葉の絶望の落ち込んだ悲しい慟哭が、自分と結ばれる幸せに感極まったものだと勘違いした美沙希は、そこまで感動してくれるオッサンにもらい泣きし、キレイな涙を頬に伝わせてウットリした笑顔を見せる。
「へ?…、あの?…」
プロポーズを拒否されたと勝手に思い込んで落ち込んでいた千葉は、美沙希が嬉しそうにつぶやく言葉が理解出来ずに、泣くのを忘れて聞き返した。
「でも、千葉サンと結婚します、って言ったら…、お父さんもお母さんも、ビックリしちゃうかも…」
またビックリしてる…、ホントに、千葉サン、かわいいんだから…。
きょとんとしたオッサンをおもしろがる美沙希は、両親に千葉を紹介する場面を想像して陽気に笑っていた。
「え…、ご両親に?…」
からかわれているのかとも思ったが、楽しそうなカワイイ笑顔がそんなイジワルをたくらむ顔じゃないと思ったオッサンは、ようやく自分の卑屈な思い込みが間違っていることに気付いた。
「きっと、お父さん大反対だから、しっかり説得してね」
きっと、年が離れすぎてるって、反対されるわ…、でも、千葉サン、頼りにしてるから…。
自分と結婚したくて千葉が両親の前で一生懸命平身低頭する姿を想像した美沙希は、またまた楽しくなっていた。
「あの、結婚…、するんですか?…」
間違いに気付いてもまだ美沙希と結婚できることが信じられない劣等感まみれのオッサンは、まるで他人事のように美沙希の気持ちを確認していた。
「え…、ひょっとして、もう、結婚したくなくなった、とか?…」
やだ…、さっき結婚したい、って言ったのに…、もう、気が変わったの?…。
千葉の気の抜けた顔にちょっと機嫌の悪くなった美沙希だが、
「お父さんのことは、冗談だから、ねっ」
でも、おどかしすぎたかも?…、千葉サン、優しいから…。
よけいなことを言いすぎたかもしれないと反省して、懸命にフォローしていた。
「結婚、したいですっ、美沙希さんと、結婚して幸せになりたいですっ」
言い繕う美沙希に、急に目の前がまばゆいばかりに明るくなって幸運の女神の前髪を見た気がした千葉は、必死にすがりついていた。卑屈になりがちな自分をかなぐり捨てて、美沙希と結婚したい気持ちを全身で伝えていた。
「あんっ、私も、千葉サンと、結婚したい…」
ああんっ、はあっ、千葉サン、スキ…。
千葉にきつく抱きしめられて熱烈な告白にウットリする美沙希は、下腹を圧迫する分身の熱さに成熟した女体を官能でうずかせていた。
「ココも…、元気になったね…」
いやん…、千葉サンの、エッチ…、私が、欲しくて…、しょうがないのね…。
真剣に見つめるオッサン顔に照れたように目を伏せたお気楽美人秘書は、ビンビンにふくれあがった息子に手を当てて、これ以上ない幸せな気分で甘えたささやきを漏らしていた。
プロポーズに舞い上がってオッサンの独り相撲な苦悩に最後まで気付かなかった、幸せいっぱいの美沙希だった。
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