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痴漢電車の女たち 2.まさみの場合(26)

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痴漢電車の女たち
2.まさみの場合(26)家族に紹介

授業中に生徒がいる前で放尿してしまった私ですが、それ以降田中くんがねだるオシッコの要望に応えることなく、性器への口と舌のしつこい愛撫にも耐えて5限をなんとか終了することが出来ました。

生徒たちが教室に戻って静かになった化学室で、私は机の下から出てきた田中くんに「もう、いい加減にして」とキレました。叱られても相変わらず悪びれることのない彼は「えへへ、せんせい、これ見て」とバカっぽい笑顔でスマホを見せてきました。どうせ机の下で撮った私のノーパン下半身写真でも見せられるんだろうとまた怒りがこみ上げてきましたが、スマホ画面に表示されていたのは山本くんからのラインでした。

文面は「先生、お父さんに紹介するから、学校終わったら来て」でした。私はスマホ画面を見つめてしばらく動けませんでした。が、すぐに幸せな気分でニヤけていました。不意をつく攻撃は山本くんの専売特許ですがこれは嬉しいサプライズアタックでした。家族に紹介するということは、正式な交際相手だと報告することであり、私は結婚相手として認められたんだと思いました。

お父さんに紹介されるから結婚相手になったとは、我ながら飛躍しすぎとは思いました。しかし今までの冷たい仕打ちも山本くんの照れの裏返しだった気がしてきて、私は笑顔になるのを堪えられませんでした。高校生の彼はまだ15歳でもちろん法律で認められた結婚年齢に達してませんが、2年や3年ぐらい待てます。私は天にも登る気分でした。

「よかったね、せんせい」と田中くんが白衣の女体にいやらしい視線を向けて笑っています。下着も付けてない全裸の女体を妄想していやらしいことを考えているバカっぽい笑顔なのに、このときは天使の笑顔に見えました。私が「うん」とうなずくと「でも、またオシッコ飲ませてね」と、お尻に手を回して懐いてきます。私はお尻の穴をグリグリするいやらしい手つきにキレました。「するわけないでしょっ」とツッコミを入れると、彼はビックリするくらい飛んで床に転がりました。たださほどダメージはなかったようで、「あはは、またね」と緩んだ笑顔で化学室を出ていきました。

6限の開始を告げるチャイムが鳴りました。6限は空きコマです。私は幸せな気分に包まれて準備室に戻りました。授業以外のやらなければ事務作業は山積みになっていますが、とても仕事が手につく気分じゃありません。私は山本くんとの出会ったときからを思い出して幸せな時間を過ごしていました。

6限が終わると職員室に戻りました。事務仕事をしていると帰りのHRから戻ってきた桜田先生が、「今日、楽しみですね」と笑って座りました。山本くんのことでご飯を食べる約束を思い出した私は、いろいろ助けてくれた彼女には申し訳なかったですが、山本くんが最優先なので「ごめんなさい、今日ダメになったから明日でもいい?」と断っていました。

彼女は残念そうでしたが、「そうですか、わかりました」と私のワガママを受け入れてくれました。それから彼の担任である彼女に「あの、山本くんの住所、教えてもらっていいかな?」と頼むと、「いいですよ」と理由も聞かずに教えてくれました。生徒の個人情報は慎重に扱うように日頃から厳しく言われていたので、何も聞かないで快諾した彼女を不思議に思わなくもなかったですが、その時の私は「これで彼の家に行ける」と浮かれていました。

定時の5時になると桜田先生は「お先に失礼します、またあとで」と明るく笑って帰宅しました。「またあとで」が意味不明で引っかかりましたが、山本くんの家族に紹介される嬉しさに浮かれた私はあまり考えずに帰宅の準備をはじめました。地図検索で山本くんの家を調べてから化粧を直して学校を出ました。学校を出てすぐ山本くんから声を掛けられました。彼は私を待っていてくれたんです。無表情な彼を見た私は人生最高の幸せを感じていました。

痴漢電車の女たち 2.まさみの場合(27)につづく

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