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ダスノート(Dasu Note) 目次ダスノート(Dasu Note) (1)スク水の野良猫型ロボット
「てれれってれえ~、ダスノートお~」
突然ライトブルースク水の美少女が現れ、妙な節回しの間の抜けた声で白い半円形の腰巻きエプロンから一冊の大学ノートを取り出すと自慢げに差し出した。
「は…、アンタ誰?」
なんだコイツ…、ちょっとエロいけど…。
猫耳風にツインテールを編み込んだ美少女は頬にヒゲのように三本線を描いていた。珍しいライトブルーのスク水が思春期少女特有のアンバランスな色気を漂わせる女体に食い込んでいた。
「ぼくう、ノラえもん~、未来から来た野良猫型ロボットだよ~」
あからさまな営業スマイルを見せる美少女はあの辺の権利が絡んできそうでちょっとこわいことをマヌケな声で説明した。
「未来?…、ロボット?…、ああ、そういうことか」
なんだそれ…、あ、これは夢だ、さっき寝たばっかりだし…。
腰巻きエプロンの下にチラチラするシワの寄った水着を膨らませるモッコリや太ももの根本がせめぎ合う生々しい肉感はとてもロボットには見えなかった。反射的にコレは夢だと思った。
「これはねえ~、女の子にエッチなことさせられるんだ~、すごいでしょ~」
うなずく章造に自己紹介がすんだと思ったノラえもんは、さっそくダスノートの説明をはじめた。
「はあ?…」
なにそれ?…、なんで?…。
意味がわからなかった。ダスノートの機能も理解できなければ、どうしてそんなものを持ってきたのかもわからない。そもそもあんな小さな腰巻きエプロンにどうやって納まっていたのかもわからなかった。
「これにね~、女の子の名前と~、させたいエッチなことを~、書けばいいんだよ~、そしたら章造君の目の前で~、その子がエッチなことしてくれるよ~」
理解不能な章造におかまいなしに説明は続いた。章造は大きく空いた胸元に押しつぶされたクッキリ谷間をボンヤリ見ていた。
「日にち指定も出来るよ~、そのときは日にちや~、時間もいっしょに書いてね~」
ライトブルースク水は胸元がきつそうで上乳の素肌が表面張力のように盛り上がっていた。
「あ、でもね~、誰かを殺しちゃうとか~、できないからねえ~、あれは死に神専用のだから~」
ノラえもんはまたあの辺の権利に触れそうなこわいことをやる気のなさそうな笑顔で注意事項として念押ししていた。
「じゃあね~、はぶあないす~、えろらいふ~、ぐっどらっくう~」
それだけ言って親指を突き出した彼女?はお尻をプリンと揺らしてきびすを返すと、どこかに消えた。
…、やっぱ夢か…、マヌケすぎる…。
そこで章造は目が覚めた。理解不能な夢だったが内容ははっきり憶えていた。
「うう~んっ…、へ?…」
目覚まし時計を見て伸び上がると、枕元にあるダスノートが目に入った。
これって…、あれ?…。
夢だと思っていたのに目の前に存在するダスノートに半信半疑の章造は、とりあえず開いて中を見てみた。
…、普通のノートじゃん…。
何の変哲もない大学ノートだった。まっさらの新品で何も書かれてない。
まあいいかっ…、そうだ、姉ちゃん…。
夢だと思って信じてなかったがそんなことが出来たら愉快だと思ってちょっと楽しくなってしまった章造は、姉の遥奈の名前をノートに書き込んだ。
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