ろま中男3 作品リスト陰気美少女乃舞子 目次陰気美少女乃舞子 (40)体育館裏
「おい、童貞」
廊下を例の猫背のおかしな歩調で歩く乃舞子を士宇児が追っていると、後ろから佐知子に呼び止められた。
「…、無視すんなよ、ウジウジっ」
意地悪な超ミニスカギャルの問いかけを無視して気づかないフリをしていると怒りをあらわにした金切り声が響き、、
「げっ」
士宇児はいきなり背中に跳び蹴りを食らってみっともなくたたらを踏んで、ハデにすっころんで顔面から廊下に激突した。
思いっきり背中を足蹴にした佐知子はヒョウ柄パンティ丸出しにハデに大開脚したが、背中を向けていた士宇児はもちろん見てない。
「くっ…、い、てええ…」
うう…、な、なんだ…。
頭がクラクラする痛みに情けなくうめいた士宇児が顔を上げると、
「無視すんなって、言ってるだろ」
ローアングルからパンティを見られることなど一向に気にしないで、局部に食い込んだパンティが見えるくらいに足を開いて腕を組んだ佐知子が見下ろしていた。
「なに、すんだっ」
このお…、エッチなパンティ、穿きやがって…。
アソコの形を示すようにシワの寄ったヒョウ柄パンティを脳裏に刻みつけたエロチビは、悔しそうにミニスカギャルのドヤ顔を見上げた。
「いいから、来いよ」
理不尽な暴力にやり返すことも出来ずにらみつけるぐらいしか出来ないヘタレチビに、冷たい視線を向けたミニスカギャルはアゴをしゃくってついてくるように合図すると歩き出した。
のぶたん?…、なんなんだよ…。
とっくに行ってしまって姿が見えない乃舞子をキョロキョロ探した士宇児は、根暗なストーキング趣味を邪魔されたことに憮然としたが、結局流されるまま佐知子について行った。
…、黙ってたら、カワイイのに…。
スリムなミニスカセーラー服美少女の背中を眺め、さっき見たヒョウ柄パンティを脳内で反芻する変態チビは、小学校の頃から輝くような美少女だった佐知子を思い出していた。
「…、んっ」
黙って歩いていた佐知子が突然振り返り、エロ妄想する士宇児のバカ面をジッと見つめた。
「うっ…、な、なんだよ」
ひっ…、うう…、あわあ…。
妄想の中で佐知子をヒョウ柄パンティ一枚の裸にひん剥いて弄んでいた変態チビは、心の奥底まで見透かしたような冷たい視線に見苦しいほど動揺した。
しかし佐知子は何も言わずにまた歩き出した。脚がガクガク震えてへたり込みそうなヘタレチビは、左右にリズミカルに揺れる紺ミニスカのセクシーヒップを見つめ、乃舞子のお株を奪うようなおかしな歩き方でついて行った。
な、なんだよ…、こんな、トコで…。
たどり着いたのは普通の生徒が寄りつかない体育館裏で、ヤンチャな不良連中が気に入らない生徒をリンチする場所という連想をして士宇児はヘタレに怯えていた。
樹齢数十年の立派な生け垣(防風林?)で学校の外から目隠しされ、ほとんど日の当たることのない体育館裏はワルの溜まり場だと士宇児は入学前に聞いて知っていた。
まだ部活が始まる前で体育館からはなんの声も聞こえない。日陰のヒンヤリした静かな空気に背筋をゾクゾクさせるヘタレチビは棒立ちして足をガクガク震わせていた。
「…」
ミニスカをパンチラギリギリにひらりと翻して振り返った佐知子が、さっきと同じ冷めた目で士宇児をジッと見つめた。
「な、なんっ、だよっ…」
こ、コイツ…、こんなトコに、呼び出して…。
急に取り巻きが現れてタコ殴りされるという妄想に怯えた士宇児は、自分でもわかるほど声がみっともなく震えていた。
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