2ntブログ

== 陰気美少女乃舞子 ==

陰気美少女乃舞子 (11)ヘタレの憤り

ろま中男3 作品リスト
陰気美少女乃舞子 目次

陰気美少女乃舞子 (11)ヘタレの憤り

なんだ…、このっ…、
目の前を素通りして改札に向かった乃舞子に、士宇児はわざと無視された気がして瞬間沸騰していきり立ったが、
まあ…、だよな…。
まさか面と向かって「痴漢してた?」なんて言えないだろうと女の子の気持ちを斟酌すると、すぐにしおれてギクシャクした歩き方のセーラー服美少女を追って改札に向かった。

あの尻を…、はううっ…。
紺ヒダスカートを揺らすお尻を眺めていると柔らかい弾力が手のひらに蘇ってくる。エロバカ気分で股間を膨らませたヘタレチビは歩きにくそうに前屈みになっていた。

学校が近くなると同じ制服がチラホラしだしたが、うつむきながらギクシャク歩く乃舞子は少年少女たちの控えめな嘲笑の対象になっていた。

なんだ…、
妄想で乃舞子を自分の女にしていたエロチビは、自分の彼女が笑われているような悔しさにいきり立ったが、
くっそお…。
ヘタレチビになにができるわけでもなく、ずっとそうしてきたように悔しい想いをかみ殺して飲み込むしかなかった。

オマエらなんかより、ずっとカワイイし、ずっといいカラダなんだぞ…。
乃舞子の歩き方に顔を見合わせてかすかに笑った女子コンビを悔しそうににらんだ士宇児だったが、すぐに顔を伏せてやりすごした。

くそおっ…、
痴漢途中で引きはがされたモヤモヤとバカ女子のくだらない優越感にムカついていた士宇児は、
おらっ…。
下駄箱で前屈みにしゃがむ乃舞子の後ろを通り過ぎるときに妄想ガールフレンドのお尻にタッチし、ささやかな気晴らしをした。

あからさまな痴漢行為を受けてもやっぱり乃舞子は知らん顔で靴を履き替え、猫背の不器用そうなおかしな歩調で教室に向かった。

なんだよっ、くっそおっ…、
乃舞子がソフト痴漢行為に反応してくれたら少しは鬱憤晴らし出来たが、完全無視で自分の存在価値まで否定された気がしてますます欲求不満がつのった士宇児は、
オナニーしてやる…。
教室とは反対方向に歩き出し、職員室の前を通り過ぎて曲がり角の先にある女子教員専用トイレに入っていた。

くそっ、おらっ…。
教員用のしかも女子トイレに入るという禁忌感の全くないエロチビは個室に入り、下半身裸になってガシガシとオナニーを開始した。

くうっ…、んっ?…、ううっ…。
お尻の感触の残った右手で勃起チンポをガシガシこすっていると誰かが入ってくる気配がした。ヘタレ士宇児はチンポを握ったまま固まった。

お、おお…、
隣の個室に入った誰かはスカートをまくり上げてパンティを下ろす衣擦れの音をさせて腰掛けた。
誰だ…、
艶めかしい服音にスケベ妄想を暴走させたエロチビは、本能的にケータイを取り出すとカメラモードにし、音がしないように便座の上に立って壁の上にかざした。

陰気美少女乃舞子 (12)につづく
ブログランキング ケータイの方はこちらから
ブログランキングバナー1日1クリックご協力をよろしくお願いします。(別ウインドウが開きます)
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へにほんブログ村 1日1クリックご協力をお願いします。(別ウインドウが開きます)
関連記事

┃ テーマ:自作長編官能恋愛小説 ━ ジャンル:アダルト

┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 19:12:17 ━ Page top ━…‥・

== Comment ==






        
 

== Trackback ==

http://aosaga9.blog.2nt.com/tb.php/3785-85bc927f
 
Prev « ┃ Top ┃ » Next