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== 黒髪美少女明日香 ==

黒髪美少女明日香 (20)初チュー

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黒髪美少女明日香 目次

黒髪美少女明日香 (20)初チュー

「そう…、ごめん…、気分悪いから、私、ちょっと寝ていくね」
寝てる女にはやりたい放題の状況でも、面と向かって見つめられたら正直になれないヘタレに愛想が尽きたのか、倉田は悲しそうに顔を伏せると布団に潜り込んだ。

「…、寝たのか…」
急に静かになった保健室で、針のむしろにいるような気分で立ち尽くすだけのオレは、布団のふくらみにオドオドした声を投げかけていた。

「…、悪かった…、謝るから、機嫌直せよ」
全く反応がない。黒髪美少女にオレはいよいよ追い詰められた気がして、膨らんだ布団を揺らしながら、情けない声で問いかけていた。

「おっ、起きないならっ、倉田に、チュー、しちゃうぞっ」
重苦しい沈黙にどうにも耐えきれなくなったオレは、みっともないくらいおどけて布団をめくりあげた。
「う…」
背中を丸めた倉田は向こう側を向いていた。布団と一緒にスカートもまくれ上がって、お尻どころか背中のナマ肌がまぶしく目に飛び込んできた。

「…、ほ、ホントに、チューするからな」
ホントに寝てしまったのか、布団を剥がされても倉田は横を向いた寝姿で身動き一つしなかった。

「チュー、してやる」
冷酷なまでの沈黙に完全に追い詰められたオレはやけくそ気味にベッドの反対側に回ると、スースーと寝息を漏らすプックリ唇に口を突き出した。

「ホントにするからなっ」
後戻りできないところまで追い詰められたオレは、かすかにスキマを見せるキュートな唇にぎゅっと目を閉じて吸い付いた。柔らかい唇の感触の気持ち良さに股間がムズムズする。
「…、ひっ」
しばらく息を止めて唇を重ねているといきなり舌が入ってきて、オレはすっとんきょうな声をあげて飛び退いた。

「えへっ」
おそるおそる顔を上げると、恥じらいを含んだカワイイ笑顔で倉田がオレを見ていた。湿り気を帯びた唇のテカリがやたらエッチだった。
「なんだよ」
「起きるから、ダッコして」
屈託のない笑顔がまぶしくてまともに見られずにいると、屋上の時のように倉田が甘えてきた。

「…、ああ…」
あいかわらず倉田の顔がまともに見られないまま、ニコニコしながら抱きついてくる柔らかいカラダを抱き上げると
「うふふっ、ダッコされちゃった」
両手でギュッと抱きついてきた倉田は、豊かな胸のふくらみをギュウギュウ押し付けて子供のようにはしゃいでいた。

倉田のいい匂いが鼻腔いっぱいに広がって、股間がめいっぱい張り詰めていた。それを知ってか知らずか、その恥知らずなふくらみに倉田は柔らかい下半身をすりつけてくる。

「もっと寝たフリしてたほうが、よかった?」
紺ミニスカのオマタで股間のツッパリを挟み込むように下半身を密着させ、ツヤツヤした黒髪を頬にすりつけて抱きつく倉田は、小悪魔な笑みを浮かべて耳をくすぐるような色っぽい声をささやく。

「なっ…、もう知らんからなっ」
艶めいたささやきに、昨日も実は寝たフリだったと言わんばかりの含みを感じたオレは、つい癇癪を起こして倉田をベッドに突き飛ばした。

黒髪美少女明日香 (21)につづく
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